日本アロマ蒸留協会は、日々の生活に密着し「暮らしのなかで役立つアロマ(香り)」を広めることを目的に、設立いたしました。アロマテラピー(芳香療法) という言葉も、10年前に比べ、ずいぶんと世の中に浸透してきたように思います。しかし、その素晴らしさを実生活において十分に活用できているのは、ほんの一握りの方たちだともいわれています。まだまだ一般的には「アロマテラピーはむずかしくハードルが高いもの」というイメージが根強く、アロマの資格を取得し知識は得たものの、実生活において十分に活かしきれていないという例が多いのも現状です。これはとてももったいないことだと感じます。
そんな想いから、私たちは、誰もが手軽にできる「キッチン蒸留」という新しいスタイルで、アロマ(香り)の活用方法を考えました。「キッチン蒸留」では、小さなお鍋と身近な食材を使った蒸留というスタイルで、自分で香りを作っていくことができるのです。
私たちは、アロマ(香り)は人の心や体を癒し、私たちの生活をより豊かにしてくれる可能性があるものと、位置づけています。そんなアロマ(香り)を、だれもが手軽に暮しの中で活用するための方法として生まれたのが、この「キッチン蒸留」なのです。
「キッチン蒸留」はその名の通り、私たちのとても身近である、お台所=キッチンで、料理と同じように小さなお鍋を使ってつくります。手のひらいっぱいの素材があれば、誰もが簡単に、香りを食べ、香りを感じ、香りを作ることができるのです。
私たちは、この「キッチン蒸留」によって作り出される香りある植物の恵みに、「ATR(アートゥル)」という名をつけました。さらに、このATR(アートゥル)はそれぞれ、蒸留水であるATR(アートゥル)ウォーター と、蒸留後に残った素材のアフターATR(アートゥル)、蒸留後に残った蒸気水であるATR(アートゥル)ストックの、『3つのATR(アートゥル)』に分けられています。
これら3つのATR(アートゥル)を余すことなくすべて使うことで、料理のバリエーションが広がるだけではなく、スキンケアや家族の健康に役立てたり、さらにはごみを出さないエコライフへの実践にもつながるため、暮しの楽しみ方を格段に豊かにすることができるといえるのです。いつもの暮らしに、ほんの少し手を加えるだけで、だれもが、素材の香り、旨み、滋味の素材をまるごと余すことなく簡単に取り入れることができるのです。
「キッチン蒸留」は、質の高い自然の香りを手軽に楽しみながら、日々の暮しをより豊かにするための、新しいスタイルのアロマテラピーなのです
<一般社団法人 日本アロマ蒸留協会の主な目的>
- ・質の高い自然な香りを手軽に日常へ取り入れる
- ・キッチン蒸留を通し、より美しく健康的で豊かなライフスタイルを目指す
- ・素材を選ぶ目、素材への親しみや愛着心を養う
- ・素材をまるごと活用するにあたり、有機栽培や自然界でのサスナビリティへの意識や関心を高める
- ・食事に香りを取り入れることで、脳や味蕾を刺激し、味覚を育てる
- ・香りと食のコラボレーションによって生み出される「1回の蒸留で3度おいしい」を提案
<一般社団法人 日本アロマ蒸留協会の活動概要>
- ・キッチン蒸留ATRホームケアアドバイザー・・・養成講座の実施
- ・キッチン蒸留ATRマスターアドバイザー・・・・養成講座の実施
- ・キッチン蒸留ATRスペシャリスト・・・・・・・養成講座の実施
- ・ATR活用についての様々な講座の実施
- ・ATRを用いたレシピの提案
- ・執筆、PR活動
- ・各種イベントの開催
- ・その他