2016.04.06.wed
キッチン蒸留で子供たちの確かな味覚を育てよう
「今日はどれにしようかな~」
そんな言葉が飛び交う食卓。
セロリ、りんご、生姜、ペパーミントなど数種の香りのスプレーを常備するようになってから数ヶ月。
我が家では、今まで以上に、子供たちが食に対して興味を持ち始めています。
香りの存在で、食べ物の味がこんなにも変化するということを知ったからです。
【子供たちの味覚が危ない】
そんな声を聞く昨今、
家庭での毎日の食事はとても大切だと感じています。
(東京医科歯科大学の調査によると、小学1年生〜中学2年生までの児童約350人を対象に、甘味、塩味、苦味、酸味の基本4種類の味覚について、いずれかを認識できない人数の割合が30%を占めていたそうです。)
素材の味をしっかりと感じること
様々な味を体験すること
美味しいものを美味しいと感じる幸せ
子供たちに毎日の食事でそれを伝えることは
母である私の役目だと思っています。
それからもう一つ大切に思っていることは、
『美味しいという感情を共有すること』です。
一緒に食卓を囲んで、
「これ、美味しいね〜」
「ん?ちょっと苦いね、でもね、今の季節には苦味を少し食べることが体にとって大事なんだよ。なぜならね、、、」
「春の味がするね〜」
「塩味がちょうどいいね」
家族でのこうした会話を通じて、子供たちの味覚は育っていくのです。
この、美味しいという感覚ですが、
80%は嗅覚によるものだということをご存知ですか?
風邪を引いて鼻が詰まっていると味をほとんど感じられないなど、
味覚に大きく関係する嗅覚を本物の香りで刺激することが、
味覚の発達にとても大切だということが想像できるかと思います。
一般社団法人 日本アロマ蒸留協会は、
自然な香りを日常のなかに取り入れるということ
日々の生活に密着し「暮らしのなかで役立つアロマ(香り)」を広めること
を目的に、設立いたしました。
「もっと手軽に、アロマ(香り)を毎日の暮らしに取り入れる方法はないだろうか?」
同じ想いを持つメンバーが集まり、
誰もが手軽にできる「キッチン蒸留®︎」という新しいスタイルで、アロマ(香り)の活用方法を考えました。
「キッチン蒸留®︎」では、
小さなお鍋と身近な食材を使った蒸留というスタイルで、自分で香りを作っていくことができるのです。
手のひらいっぱいの野菜やハーブ、果物があれば、
自宅のキッチンで、
香りを食べる
香りを感じる
香りを作る
ことが実現します。
味覚と嗅覚の刺激はもちろん、「キッチン蒸留®︎」では、
視覚、触覚、聴覚への刺激も叶います。(詳しくは講座でお伝えしています^^)
「キッチン蒸留®︎」で生まれた3つの香りの素材(当協会はこれらをATR アートゥル と名付けました)を
余すことなくすべて使うことで、料理のバリエーションが広がるだけではなく、
スキンケアや家族の健康に役立てたり、
さらにはごみを出さないエコライフへの実践にもつながるため、
暮しの楽しみ方を格段に豊かにすることができるといえるのです。
いつもの暮らしに、ほんの少し手を加えるだけで、だれもが、素材の香り、旨み、滋味の素材をまるごと余すことなく簡単に取り入れることができます。
「キッチン蒸留®︎」は、
質の高い自然の香りを手軽に楽しみながら、日々の暮しをより豊かにするための、
新しいスタイルのアロマテラピーであり、食の世界とも密接に関係する自然療法なのです。
素材の味を味わうこと、旬のものをいただくこと、本物の調味料を使うこと
そこに「キッチン蒸留®︎」が加わったことで、
我が家の子供たちは、これまで以上に豊かに五感を育んでいくに違いありません。
【子供たちの味覚形成】は、家庭の台所をあずかるお母さんの意識ひとつで大きく変わります。
自然の香り、本物の香りを楽しみながら、家族でその効能を受けることのできる「キッチン蒸留®︎」
たくさんのみなさんに知っていただけますように。
理事 山下