2018.11.01.thuATRマメ知識

注目するべき’’滞留水’’とは?〜新商品発表会〜

滞留水とは?

みなさんは、滞留水という言葉を
聞かれたことがありますか?

精油を抽出際に得られるもので、
通常は捨てられているけれど、
機能性成分がたくさん詰まったお水のことです。

 

日本アロマ蒸留協会は、
“キッチン蒸留”という、

香りと食の2つの側面からアプローチできる
健康美容法を推奨しています。

そしてそれは、身の回りにあるもの、
つまりはキッチンにある野菜や果物やハーブなどの
植物を使って、
自宅のキッチンで簡単に”蒸留”を行うことから
スタートします。

 

アロマセラピーでは、
揮発性の芳香成分の”精油”を主に使います。

当協会は、精油ではなく、
精油を抽出する水蒸気蒸留をした時に、
精油の他に一緒にできる芳香蒸留水をメインと
しています。

それに加えて、通常は処分されている

◆蒸留に使った素材そのもの

◆蒸留に使った水(こちらが滞留水となります。当協会では、アートゥルストックと名付けています)

にも注目して、これらも活用しています。

なぜ、処分されているものに注目しているのか?

それは、捨ててしまうにはもったいないといえる、
栄養素や機能性成分がたくさん詰まっているからです。

滞留水は、いわば、

濃いハーブティーのようなもの
煎じた漢方のようなもの
旨味のたっぷり入ったお出汁のようなもの

なのです。

 

機能性成分とは、
ポリフェノールの一種である
フラボノイドやタンニン、水溶性の食物繊維、水溶性のビタミン類、ミネラル類、核酸などです。             これらは抗酸化力に優れ、また、皮膚にも有効な成分となります。

そのような成分がギュッと詰まった部分を活用しない手はありません。

限りある資源の有効活用という意味でも、
この滞留水は、廃棄物量の削減、再資源化として環境への取り組みにも繋がる事と考えています。

芳香蒸留水、滞留水に含まれる成分は
それぞれ異なります。
この2つを共に取り入れるということは、
植物のエネルギーを余すところなくまるごと取り入れるということになります。

 

今回監修させていただいた商品は、
この滞留水を有効活用するという当協会の
考えをもとに、
某メーカーさんが商品化されました。

 

本日はその新商品発表会に伺いました。

とても素敵な商品が完成しています。
香りも素晴らしいです。
それもそのはず!

今回発売の商品は、
精油、芳香蒸留水、滞留水の全てが詰まったものですからね。

詳細については、1週間後の商品発売スタート日にお知らせさせてくださいね。

山下

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